麺屋一燈がネット通販をはじめたきっかけ
通販サイトを自社で始めようとした一番の理由は、やはり新型コロナウィルスによる飲食店の売上減少と、同時に食べたくてもお店に行けない状況、スタッフの雇用収入減等の問題がずうっと続いており、何か打開策は無い物かと去年より考え続けておりました。
苦難の飲食業者がテイクアウトやデリバリー、通販サイトで減少した売上をカバーしようと努力をしている中、どうしても踏み切れなかったのが上質の味の維持が難しい商品であることでした。過去に他者様と業務提携をして冷凍麺を提供しておりましたが、どうしてもお店と同じ味を提供することが出来ませんでした。その為、お店のお土産品を含め、お店の味と全然違う等の多くのクレームもいただきました。そこで、一旦他業者様と提携してのお土産販売は中止しておりました。
そのような中でも、お土産をやって欲しい、食べたくても食べに行けない、どうしたら良いのか?等のお問い合わせをたくさんいただき、考えて考えた結果、ようやくお店の味と同じクオリティーの商品を開発することにたどり着きました。
今回は今までの作り方に、更に更にひと手間、ふた手間を加え、更に高速冷凍機を導入することで素晴らしい商品を作り上げることに、ようやくたどり着きました。今回、これを機に新しく自社の工場も作りました。
もう一度初心に返って、お客様の美味しかったというひとことのために味の改良と味作りに頑張って参ります。
お店の味と同じクオリティーを実現
新しく工場を立ち上げて一番苦労した点は、やはり作る場所によって出来上がりに大きく差が出ることでした。まったく同じ材料を使っても、スープの火加減、炊き上げる時間、水質の僅かな違いで出来上がりが大きく変わってしまうことでした。実際スタートしてから2ヶ月経った現在でも、少しずつの材料の配合、仕入れるメーカー、産地を見直しています。
そして、新たな取り組みをゼロから立ち上げることの大変さを思い知りました。保健所の方にもいろいろと教わり、冷凍商品を店内ではなく、外販することの許可の大変さ、システム構築にも通常のホームページ以上に大変なことを知らされました。また、味の部分では本来自然の物を使用して作るため、全く同じ味にはなりません。その日々のブレ幅を少なくするためにも、基準数値を作り、そこから大きく味がブレないよう日々努力しております。